先日の現場では、トイレの洗浄水量を引き上げ(増やし)ました。
節水化が進んでいるので、今回の便器は『大』洗浄時の洗浄水量が4.8リットル。
それを6リットルに増やしました。
今回の現場の排水管は、勾配が通常の半分しかありません。
上流に水を沢山流す排水設備があれば良いのですが、トイレが最上流なのでその洗浄水で押し流さないといけません。
以前も書きましたが、最近の節水型便器の洗浄水量だと、便器から先へ出す事はできますが、その先へ押し流すチカラが弱いので、勾配や合流する順番など排水ルートの配慮が必要です。
以前、長距離の配管(といっても一般住宅なので20m弱程度ですが)をトイレのみで排水しようとしたら途中でイマイチな感じ。
僕が参加したメーカーの説明会では、途中で止まっても次の排水で順々に押し流すって事なんですが、使用頻度の低いトイレだとそのまま半日とか数日放置とかすると、次流した時にうまく押し流せない事もありえます。
(で、実際そうなりかけたのですが…)
その時も洗浄水量を引き上げて様子見。
それからはノートラブル。
今回はその時ほどではありませんが、幸い井戸水をお使いで水道代がかかるわけでもないので、念のため引き上げることにしました。