アンカー打ち

本日は松本市内の現場で計器の架台設置工事。

僕らは架台の設置作業のみなので、既存設備撤去後引き継いで、新しい計器の架台を設置しました。

いつもの様に、ケミカル(接着系)アンカーを打って、引抜き試験をやって、抜けないことを確認。
あとは架台を水平に設置。

それにしても、お役所仕事とはいえ、年々アンカー工事の品質への要求度が高くなってきているので、お客さんによって微妙に違いますが、一昨年より去年、去年より今年と手順や確認する事が増えています。

 

こう言うのって、業界にも何となくブームみたいなのがあって、ちょっと過熱的になって、現場もそれに準じて対応してって感じで。

過去にはコンクリートの鉄筋の問題やアスベストの問題。水道だと、異臭やら鉛やら、建設業界だけじゃなければ、ゴミやリサイクルの問題もありましたね。

本当に法律や基準が改正される場合もありますが、そうじゃなくても、しばらくするとだんだん落ち着いては来るのですが、それを経験した人たちはその知識が残っているので、現場では当たり前の様に守られる暗黙の…ようなものが残ります。

で、今、現場でよく言う「昔なら…」とか「今は○○できないよね」みたいなのにつながります。

法律や基準がハッキリと改正された場合は、もちろんそれに従いますが、お達し程度だと、先ずは国発注の工事から、県や市町村に浸透していってだんだんと民間工事まで浸透していくってパターンが多いですね。

 

アンカー工事も、いつ起こるかわからない地震などに備えてって事なんですが、今はちょっとやり過ぎ(気にしすぎ)な気もします。(でも、一般住宅だと逆に気にしなさすぎな気がします)

アンカー工事は、公共工事だから特別って事はなくて、太さはエコキュートなんかとまったく同じですし、エコキュートだとさすがにケミカルアンカーは使わないと思いますが、ライフライン(エコキュートもライフラインか)なので、大切だとは思いますが、しばらくすると落ち着いて来るのか、当たり前になるのか。

ちょっとまとまらなくなりました。

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