管材商社の営業さんがいらっしゃって、「塩ビ管取り扱いメーカー変更のご案内」を置いてきました。
生憎現場なので今回も会えず。
要はその管材商社さんが扱っている、三菱樹脂の管材部門が営業譲渡でなくなるので、取り扱いメーカーが変わりますよって言うお知らせでした。
主なものは塩ビ管ですね。
住宅だと、給水管や給湯管、排水管などで使われています。
うちは、排水用のメーカーは、大手2~3社に決まっています。
昔、商社さんがちょっとお安いので、是非と言われトップ下くらいのメーカーの物を試した事があったのですが、同じJIS規格品でも規格の中のバラつきで微妙に違う。
仕上がりが悪くなるので止めた事があります。
たぶんコンマ何mmの違いなんでしょうけど、手で触ると微妙に合わないんです。
人間が施工するので、施工誤差は多かれ少なかれあります。
もちろんなるべく少なくするようにするんですが、そこへ工業製品の部品の誤差をわざわざ足す事はないので、止めました。
値段じゃ買えませんから。
給水用の塩ビ管のメーカーも決まっているので、そこのメーカー指定で発注します。
これは水道施設のプラントメーカーさんが、工事の時にあるメーカーを「トラブルが起こりやすいので使わないで」って指示された事から始まって、色々な事情があって絞りました。
管材商社さんはそれぞれ、特約店とかの制度があるので、決まったメーカーの商品しか在庫していません。
どこの管材商社さんに頼むかでメーカーはほぼ決まりますが、配達時間や値段、他の絡みなどで、色々な商社さんに注文しますし、返品とかで色々混ざっている事もあるので、うちはメーカー指定をしています。
どこのメーカーでも値段がそんなに変わらないので、その方が仕上がりもきれいだし、うちの在庫管理も楽です。
材料を注文する時に、わざわざメーカー名まで言う設備屋はあまりいないと思います。
普通は「HIφ25のエルボ、20個」とかって頼むだけですから。
でも、うちに来ている管材商社さんは黙っていても、いつものメーカーで持ってきます。
ちょっと時間がかかる場合もありますが、早め早めの在庫管理をしたり、どうしてもって時は、その代理店の商社さんに注文したりします。
給水管も比べてみると、各メーカー微妙に違うんです。
どのメーカーだってJISなどの規格品なので、ちゃんとつながるし、漏れる事もないでしょう。
でも、施設の工事などでは、露出配管で仕上げる事も多いので、その微妙な違いが大切なんです。
給水管以外では、メーカーにこだわらずに手配している部品もあります。でも、そんなに浮気しませんし、通常管材商社さんは決まった大手メーカーを選んでいるので問題ないです。
急に訳のわからないメーカーで持ってきたら、間違いなく返品しますから。
設備屋が配管材料にこだわらなくてどうする。って事です。