道具箱から
設備屋と言ったらパイプレンチ。パイプレンチと言ったら設備屋。
丸いパイプを曲りなどの部品(継ぎ手)などにねじ込むのに使います。
口をパイプに合わせて広げ、レンチを食い込こませて回します。
パイプの太さや種類に応じて、パイプレンチも色々あります。
「パイレン」とかって略しますけど、一般的ですかね。
「300のパイレン」とか言いますけど。
僕の工具箱には、HITのアルミ製パイプレンチが200,250,300と2丁ずつ。あれ一個無くなってる。
MCCのコーナーパイプレンチが250,300の2丁。
コーナーレンチは狭い場所で大活躍します。強く締めないなら、縦型だけでも十分かもしれません。
とりあえず、2丁ペアで使うので同サイズを2丁ずつ用意しています。
あと出番は少ないけど、もっと小型のものが2丁。
とりあえず一般家庭向きにはこんな所で十分かな。
僕の工具は先代の人から引き継いだので年期が入っていますし、白管用しかありません。
他の人もだいたい同じ。
個人的にはHITのアルミ製が軽くて使いやすいと思います。
ベテランさんはRIDGID使いもいますが、あの形状は僕には使いにくい。
使い込んでいるので癖が付いているってのもあると思うけど。
会社倉庫をごそってやると、色々出てきた。
HITのアルミ製で450,600とか。
これは20年の上使ってるでしょう。でも全然現役。
全部真っ赤なのは、鉄製なので重い。
左の2本はアルミ製の前なんで30年とか40年ものでしょう。
ちょっと歪んでるし。倉庫の肥やし。
一番右の赤いのはMCC白管・樹脂管兼用タイプのコーナーレンチ。
中堅君が2丁持っていたので、僕の白管用と交換してもらいました。
大きさ判りにくい!
そのコーナーが一枚目の一番左と同じ大きさ。
その左下の2つが、一枚目の右の2本ですから。
伝わりにくいですね。
縦型の大きいやつ。
450,600,900と古い鉄製の1200。
これは引きずるほど重い。
ちいちゃいの一緒に置いてみましたが、これも大きさが判りにくいですね。
アルミ製コーナーレンチは数年前に追加しました。
兼用タイプ。
一般家庭用でひとつだけ選ぶとすれば、アルミ製のコーナー兼用の300くらいですね。
アルミ製は鉄製の25%くらい軽いらしいです。
ネジ継ぎ手は一般的に100A(4インチ)くらいまでありますし、場合によってはそれ以上あるので、それなりの工具が必要になります。
さらに、パイプレンチには白管用と白管樹脂被覆管兼用、樹脂被覆管用とあります。
要は口金のギザギザが違います。
樹脂被覆管用はギザギザが細かくて、パイプをくわえた傷が付きにくくなっています。
実際、上手な人はあまりパイプに傷を付けません。
先日書いた、技能士の試験でもその辺りが重要になります。
早く、きれいに仕上げるのがプロです。