ワザキャン

長野技能五輪が開幕しましたね。
本日10月26日から10月29日までの日程です。

10月20日から22日はアビリンピックも開かれていました。
こちらは技能五輪のパラリンピック版ですね。

技能五輪は満23歳以下の職業技術の全国一を競う大会です。
長野県大会では40職種の技能を競い、上位入賞者すると2年に一度の国際大会への切符も待っています。

職種は僕らの建設・建築系だと大工や左官に混じって「配管」があります。
機械系だと、組立や旋盤の技能を、金属系だと溶接や板金の技術、サービス・ファッション系だとフラワー装飾や洋菓子や日本料理、西洋料理などなど、色々なジャンルの職種の技術を、将来の日本を支えていく若い技術者がその技術を競います。

ちなみに「配管」は松本市総合体育館で明日27日土曜日に行われます。どの職種も入場無料で見られるので興味のある方は是非是非。

 

同じ厚生労働省所管の職業能力開発協会では技能検定という国家試験があります。

技能検定を実施している中央職業能力開発協会のホームページ

技能五輪の選手はこの技能検定の2級レベルの試験で予選が行われ出場することができます。

技能検定試験は技能五輪よりもさらに沢山の136職種があり、職種によって単一級や1級から3級とクラスわけされた年1回の試験で、職業技術のレベルをはかります。
136種ともなるとあらゆる職種があるので、みなさん職業でも試験があるかもしれません。経験さえあれば受験する事ができます。

僕らの業界では「建築配管」という技能検定があります。

厚生労働省の管轄なので、入札工事ではあまり重要視されない試験ですが、実際に配管を切って、ねじをたて、ねじ込み、接着や溶接をして時間内に寸法通りの配管を組み立てるという技術をはかるので、現場で実際に作業を行う為のスキルとして大切な試験だと思います。

入札で重要視される国土交通省所管の施工管理技士試験は、知識と現場経験が必要ですが、作業技術までははかれません。
技能検定は、配管技術の知識と手先の作業技術、品質を問われるので僕らの業界でも、もっと重要視されてもいいと思うんですが・・・

ちなみに当社は受験資格のない新人君以外はみんな配管技能士です。しかも1人を除いて残り4人みんな1級。社長は訓練指導員です。
ちょっと自慢。

残念ながらみんなアラサーからアラーカンなので出場資格はないんですが・・・

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