切り土と盛り土

切り土は地山を削って平らにすること、盛り土は逆に谷側を埋めて平らにすること。

 

今日は大町市方面の現場に行ってきました。

今週から山を削って平らにする小規模造成工事に取り掛かっています。
とはいえ、水道施設なので造成が目的ではなく、まずは既存の排水管から造成する部分へ配管を伸ばしました。

地山が黒い砂利混じりの土で、まったく締まっていません。
この黒い土は腐葉土が混ざったような感じですが、粘性がほとんどなく機械で掘削するとバラバラと崩れてきます。
掘るのは簡単ですが、法面を埋めるのは苦労しました。
なんとか形にはしましたが、早く植物が根でも張らないければ雨毎崩れてきそうです。

こんな地山の土で現場は急斜面を登った山の中にあります。
現場までの道も急坂なので四駆でもかなり厳しく、助走を付けて息を止めて一気に登らないと登れません。
登っている間も、土が締まっていないのでタイヤがスリップしながらなんとか登っていく感じです。
工事始めに重機で削ったり盛ったりしていくらか良くなりましたが、雨が降った今朝は何度かトライしないとダメでした。

現場へ搬入する砂利を積んだダンプもギリギリ登っているって感じでした。

明日からは盛り土側に土止めを設置します。
こりゃ完全に土木屋さんだな。

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