雨水マスの設置

僕らの業界でもルールがあって、法律みたいに厳しいものから、公的な施工基準やメーカーさんが設けた基準とか、「こうにやってね」とか、暗黙の了解みたいなものまで様々。

先日、別の工事中に「ここの雨水の流れが悪いのよね」とお客様。
「ホースを挿したら途中で引っかかる感じ」と。
それを聞いて、「この辺りに雨水マスはありませんでした?」と伺うと、お客様はたぶんなかったはずだと。(お施主様の記憶って結構曖昧だったりします)

雨水の配管工事は、雨水なので「こうしなさい」みたいな強い決まりはあまりないんですが、流量予測からマスとパイプのサイズを決定して…なーんて事もやるんですが、実際現場じゃかなり安全側で考えますし、そんなに材料の種類が多いわけじゃないので、ある程度決まったパターンで行くことが多いです。
で、当然この辺りに雨水マスが付くはずですよ。って辺りでうまく流れない様子。

雨水マスは埋まっちゃって見えなくなる事もよくあるんですが、周辺の地面からそんな様子は感じられず。でも、「ないのはおかしいなぁ。」って感じでした。

その時は様子見だったんですが、後日また別の工事をご依頼された時に、その事を覚えていらっしゃったお客様から、ついでに雨水マスの設置をお願いされました。

「やっぱりここにマスは必須なんだと思います。なんでも、ただ繋がっていれば良いってもんじゃありませんね。」
なんてお客様がおっしゃっていましたが。
配管を探しながら穴を掘ると、雨水マス発見!
土に埋まったマスが出てきました。
なぜか上半分が壊して無い状態。
配管は無傷ですが、土が詰っています。

「ない」記憶は外れたんですが、壊れた残骸がないので、最初からこうだったのか。
理由はわかりませんが、コレじゃ流れません。
新しい雨水マスを設置して、つまりを高圧洗浄してうまく流れるようになりました。
プロの予想的中です!

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