給湯漏水の修理

ちょっと前の現場。
給湯機が故障?のご連絡を頂きまして。
給湯配管の安全弁から漏水。というか、安全弁が吹き続けているという事で修理に伺いました。
安全弁は配管内の圧力が上がりすぎた時に吹き出して、圧力を逃がすバルブ。
エコキュートや貯湯式の給湯機などに付いています。

スタッフが訪問したところ、現象が再現せず。

日を改めて、再訪。
すると、その時は安全弁が吹いていました。

不凍液タイプのソーラーシステムが付いていて、それの運転の絡みもあるのかな?と。
現象の発生が不安定です。
あっちこっちのバルブを閉めたり開けたりしながら原因を探しました。
安全弁そのものや減圧弁の故障って事もあるので、まずはその辺りから調べて、若干動きが悪いので交換するも完全には直らず。

さてと。
原因は...

浴室のシャワー水栓。

クリックシャワー(手元で止められるシャワー)で、止めると水側の圧力でお湯側に水が流れ込み、安全弁が吹く現象。
本来はシャワー水栓に逆流防止機能が付いているので起こりませんが、小さいパッキンが劣化して逆止できずにいました。
現象が発生したりしなかったりするのも、クリックシャワーのオンオフで発生するから。

コレ気づかないだけで実は意外とあるんじゃないかな。
クリックシャワーのオンオフのタイミングで、常時発生していないので、気づきにくいです。
水栓内部の部品を交換して修理完了しました。
ありがとうございました。

クリックシャワーは一時止水用で、使用後は水栓本体のレバーで止めてください。
ちなみに、今回は給湯配管に付いている安全弁なので、一時止水してもシャワーの使い初めに水が出るだけですが、エコキュートや電気温水器本体に付属の安全弁だと、最悪貯湯タンク内のお湯がなくなる事になりますね。
安全弁の排水も分かりにくいですし。

© 2024 futabasetsubi Ltd