先日参加した講習会で大学の土木系の教授の方が講師でした。
講習の内容は主にコンクリートについてだったんですが、僕らの現場では当たり前にコンクリートって扱うんですが、これが以外と奥が深い。
一般的には生コンと呼ばれるドロドロの柔らかいコンクリートを持ってきて型に流し込み固まるのを待つ。
って事なんですが、細かい決まりや仕様が沢山あるんです。
コンクリートなんて、作ろうと思ったらホームセンターで売ってるセメントを買ってきて砂と水と砂利を入れて混ぜるだけで簡単にできますが、その強度や耐久性やらなんやらっていうと、大学で研究されているくらい奥が深いんです。
僕らが注文する時も、強度や柔らかさを指定するんですけど、たとえばその強度を出すのに、水とセメントと骨材の配合っていうと全然わかりません。
しかも、その強度は打設後28日後の事なのでこれまたよくわかりません。
その大学の先生曰わく、コンクリートは生き物です。打設した時に生まれて28日かけて大人になると。
だからきちっと養生をしてあげて毎日大事に育てるんだ。と。
特に幼少期にあたる初期養生はとっても大事。
コンクリートに愛情を持っているって事が伝わってきました。
その先生は自宅を新築する時の基礎工事で、コンクリート打設完了後、何日も水を撒き続けたそうです。ご近所さんからは怪しまれたそうですけど。
いままでわかってはいましたけど、ちょっと甘かったのかなと思いつつ。
さすがに28日は大変ですが、初期養生が大事ってのは間違いないのでもっと気を使わないといけませんね。