ドはまりのつづきのつづき

前回の続き。

マサカが続く現場。

配管をバラし終わっても、結局水は完全には止まりませんでした。
作業ができなくなるほどの出方ではないのでそのまま進めることにしました。

操作した弁が、鉄製の弁だという事で、さらに操作するのはリスクが高いのでって、こんな事はよくあるお話。

そして、撤去も相当手こずりました。

狭いピットなので1カ所に1人しか近づけず、協力して作業がほとんどできません。
手分けはできますが、手分けするほどのボリュームもなく横に並んで作業するしかありません。

さらに、配管がピットの壁際に添ってあり、用意した工具がほとんど使えません。

壁際も配管下のスペースも狭いのでスタンダードな工具は満足に使えません。
そんな時の狭小用の工具もありますが、古い配管で今のボルトサイズと数ミリ違うので使えません。
スタンダードな工具は入らなかったり、入ってもラチェット一コマ回す事もできなかったり。

さらに、配管の下の方は溜っていた水に浸かっていたので、錆が酷くボロボロになり、六角頭が丸くなっています。
こうなると、スタンダードな工具も使えず、パイプレンチのようなくわえる工具になりますが、これはある程度スペースが無いと取り回す事ができません。

さらにさらに、ベビーサンダーとかで切断したくても狭いので刃が届かず切断できません。

結局、使えない工具を少しずつ使って、だましだまし。
最後は知恵と工夫でボルトをタガネでたたき切ったり、ナットを縦に切断したり、イレギュラーな使い方で時間をかけて外しました。

普段からメンテナンススーペースが云々って言ってるのはこういう経験をたくさんしているからなんですよね。
一般住宅でも、全く(少しじゃないです全くです!)考えてない場合も見かけますか゛、結果時間と費用が余計に掛かる原因になるんです。

この時点で予定より2時間遅れくらいです。

続く

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