仕切弁の交換

改修工事中の浄水場のろ過池(水をろ過する池)に水が貯まらないとの事で先週現場調査に行きました。

どうやら水槽の水が漏れているらしく、池の横の弁室(弁が入っている箱)の中に水が出ています。
水槽自体からなのか、配管からなのか調査のため周囲を掘削してみると仕切弁が割れて水漏れしていました。

仕切弁に思いっきり大きな石がのしかかっていました。
今の工事なら間違いなく砂を入れて保護するところですが、そこは昔の事、砂が入っている事はまれですが、ここまであからさまに石が当たっている事も珍しい。
大きい石は弁を撤去しないと取り出せなさそうなので、掘削はいったん終了。

大急ぎで資材を手配して交換しました。
撤去した仕切弁はフランジ部分で完全に2つに割れていました。

そして新しい弁を取付け、配管を繋ごうとすると繋がりません。
配管がゆがんで溶接されているんですが、元々繋がっていた配管なので繋がらないハズはないんですが、ジョイント部品だけでは吸収できない程ずれていました。

急遽別の部品を追加で入手して何とか接続しました。

どうやら弁の先の配管も土圧で下がっていたようで、一番力が掛り弱い鋳物の弁が破断したようです。

フランジ部分が取れた弁は初めて見ました。
ちゃんとした転圧と保護砂が入っていれば防げたかも知れませんね。

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