凍結注意です

今日は漏水のお客様宅。

建替えをされているお客様で、使っていなかった旧宅を仮住まいにされています。
なので、しばらく使っていなかった設備を動かしたのであちこちに不具合が発生していて、何度目かの呼び出し。

で、今回は漏水。
お邪魔すると、案の定凍結による漏水。

保温材を剥ぐと、古い凍結防止帯(ヒーター)が巻いてあり、10mもののヒーターが細かめピッチで巻いてあります。

凍結防止帯の不良だとすると、凍結防止帯10m分の配管の保温材を巻替える必要があります。
仮住まいで長くは使わないそうなので、その配管を使わないでって事も視野に入るのかなとお話ししていると、凍結防止帯は壊れていない事がわかり―。
見た目には古いんですけど、大丈夫そうなので、コンセントを調べると電気が来ていません。
どうやら延長コードの先がコンセントから抜けていたようで。

なので漏水さえ直れば使い続けられます。

と、しかし、鉄管の配管で、近くにユニオン的なものはなく、10mの細かめピッチなのでヒーターが邪魔をして修理が非常に難しいです。
本来は、長もののヒーターではなく、分岐や曲りなので、巻き分けるべきなんですが、このパターンはよく見かけます。
10mの凍結防止帯1本の方が、5m2本より、2m5本より安いのですが、個人的にはいつか壊れるものの施工としてはどうかと思うんですよね。
まっすぐ10mの配管なら良いですが、結局Uターン施工になったり、長い凍結防止帯は長さ調整が難しいので、細かめピッチで無理矢理巻いたりして、異常加熱やムダな電気代がかかる原因になっています。

今後も使い続けるなら、ちゃんと部品を交換して直して、凍結防止帯も保温材も古いので巻替えるのが良いとは思うのですが、今回はなるべく安く直す方法として、カバージョイントを使う事にしました。

部品代が高いのですが、凍結防止帯を少しずらしてカバーするだけで漏水が直るので、工事が簡単です。
ウチも工事がたて込んでいるので、助かりました。
ありがとうございます。

© 2024 futabasetsubi Ltd