減圧弁の交換

先日配管修理した現場。
給湯機まわりの配管ですが、到着して現場確認したらこんな感じ。
白い保温材の中の減圧弁を交換します。

施工前

わかるかなぁ。
配管が密着しているの。
修理に手間取る予感。
しかしない。

青いのが内外面ライニング管、グレーがライニング管で、継手がコーティング

保温材を取るとこんな感じ。
近くにユニオン(配管をバラす為の部品)なし。
しかも減圧弁の頭が隣の配管に当たってうまく回りません。
どうやって外す?

白く光って見えるのが鉄管、外装が青、内側がグレーの樹脂

結局配管は切断する事になるのですが。
(切断面が汚いのはディスクグラインダーで適当に切ったのでご愛嬌)
ちなみにこの青い管は内外面ライニング管と呼ばれる管です。
切断面をみるとわかるように、内側と外側にライニング(コーティング)されていて錆びないようになっています。
でも切断した端部は鉄が露出します。
なので専用の継手(配管を繋ぐ部品)を使うか、端部が露出しない専用の器具を繋ぎます。
ちなみに今回は使っていないので。

外した配管

なので端部には錆が発生します。
(黒い部分)

外した減圧弁

減圧弁は砲金製で錆びませんが、配管が錆びるのでこんな感じ。
故障の原因は、経年劣化で寿命って事もありますが、錆び粒が原因って事もありえます。
でも、この辺り業界では結構ルーズ。

外すには切断すれば良いのですが、組立てるにはそうは行かず。
新しい減圧弁に交換して、ユニオンを入れて、保温材を巻いてって配管が密集しているので、結構時間が掛りました。

さらにちなみにですが。
内外面ライニング管は、露出管ではあまり使いません。
外面もライニングされているので一般的には埋設配管で使用します。

使って悪い事ではないのですが、コストがかかります。
そのコストがあるなら、端部処理に使った方がお客様の為です。

今回の場合、その先の継手や配管が種類が違う事からも、「ありもの」を使っただけだと思いますけど。

さらにちなみにですが。
同じく給湯機まわりのオイル配管。
長すぎ、は良いとしても、縦巻きは。
おまけ

横巻きだったら良いのですが、縦巻きにしただけで、「余ったの丸めておきました」になっちゃう。
こんな事ばっかりなので、お客様に愛想つかされちゃうんですが。

© 2024 futabasetsubi Ltd