先日の水まわり工事では、よく判らない配管が沢山出てきました。
井戸水の配管と、上水道管、使っていない暖房用の温水配管、給湯管がそれぞれ複雑に繋がっています。
複雑にってのは、たくさんあるから複雑じゃなくて、意味も無くあっちこっちへ曲がったりしている「複雑」。無計画に配管していくとそうなるんだと思います。
そこへ汚水配管と、雑排水配管があるので、配管密集度が凄いです。
蛇口を介してるとはいえ、クロスコネクションにはなっているし、ダメダメですね。
クロスコネクションとは、上水道管とそれ以外の配管などを直接つないでいる状態の事。
設備業界では絶対やっちゃいけないタブーのひとつ。
インチキ設備屋が知らずにつないじゃって。って事は良くあるハナシ。
だから講習会や試験のテキストなど、色んなところで「ダメですよ」って言われます。
複雑に絡んでいる配管をたどって掘って、
必要な配管を選んで残し、いらない配管を撤去して、、、
やることは簡単なのですが、やるのは大変です。
今回工事で、不要な暖房配管と不安定な井戸水配管は、無くなったのでだいぶスッキリしました。
それに絡んで、予定外に出てきた排水配管も逆勾配だし。
こちらは、見て見ぬふりはできないので、お客様とご相談して直す事にしました。
お風呂の排水が臭って仕方が無かったらしいですが、そりゃそうです。
上流の台所の排水が常に浴槽の下に溜った状態ですからね。
これで完璧に直したので、もう大丈夫です。