小便器を交換するときに、排水配管を確認すると配管内に汚水の停滞が見られました。
点検マスごとに確認して行くと、あるマスから上流に汚水が溜っています。
配管内にカメラを入れて検査しましたが、特に異物があるわけでもないのに流れが悪くなっているので、配管したあとの不同沈下等によって配管の勾配が狂った事が原因だと思われます。
配管内に少しずつ少しずつ停滞し、内部はかなり汚れていました。
お客様と相談の結果、配管の洗浄を行なう事にしました。
高圧洗浄機で配管内を洗浄すると、固着した汚れがごそごそ取れました。
かなり固まっていてプラスチックの皮膜のようになっていて、手こずりました。
これ以上固着していたら、ドレンクリーナーで直接削るしかない感じだったので、洗浄のタイミングとしては良かったのかもしれません。
溜っていた汚水もだいぶ少なくなり、これでしばらく大丈夫そうです。
ちなみに、汚水を完全に溜らなくするには配管をやり直すしかありません。
今回はコンクリートで仕上がっているので、かなりの大工事になります。
さらに、今回施工した業者さん、継手にパイプを奥まで差し込んでありません、1センチくらい間が開いています。
挿し込み不足ですね。(ウチだと数ミリでもやり直しますが、少々開きすぎのような)
全箇所開いているので、ワザとかと思うくらいです。
全部差し込んだ状態で寸法とか計算すると思うので、その度に数センチずつずれちゃうと思うんですけどね。