漏水探知

先日、工事の現場調査にお邪魔したお客様宅で測量していると、メーターがぐるぐる回っていました。

回り方に違和感があるので、「どこかで水道を使っていますか?」と聞くと、使ってないとの事。

「漏水しているかも知れませんね」

「そう言えば、そんなお知らせが入っていたなぁ」とお客様。

「じゃぁ間違いありませんね」
(ちょっとちょっと、漏水してたら連絡くださいよ)と思いつつ

「調査が終わったらちょっと調べてみますね」と言うと

「すぐに判るの?」と半信半疑。

「ちゃんと準備して来た訳じゃないので、とりあえず、音を聞いて探してみます。」
(メーターから水まわりまでの間がコンクリート舗装されているので、もしその下だと発見が難しい)

とりあえず外の不凍栓からと音調棒を当てると僅かに漏水音。
(おっといきなりこれか?)

中堅君にメーターを確認してもらいながら、不凍栓を通水から水抜きにすると、漏水音が大きくなり、
「今までより早く回っています」と。

逆に通水に戻して、「どう?」って聞くと。
「変わりません」
(やばい、壊したかも)

もう一回操作すると
「戻りました」
(パッキンの劣化で当たりが悪いのかな?)
何度か操作して一番回りが遅くなる場所でとりあえずキープ。

発見時よりは少なくなりました。
「とりあえず不凍栓の修理で直りそうなので部品取り寄せますね。直すまで不凍栓の操作はしないでくださいね」
(と念押し)

お客様には「さすがプロだなぁ。一発で判っちゃったよ」って仰っていただきましたが、こんなに早く見つかるのはかなりラッキーです。

とりあえず、コンクリート舗装の下じゃなくて良かった。

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