余計なお世話

移動でよく使う道路沿いの新築住宅が完成したようです。

丁度減速して真横を通るのでどうしても目に入るのですが、最近ではあまり見かけない立派な住宅が出来上がりました。

職業柄、建物全体もそうですが設備にも目がいきます。
設備と言っても外から見えるのは、給湯設備や冷暖房設備くらいですが、仕上がり(収まり)はやっぱり気になるものです。
素敵な建物でも設備の仕上がりがイマイチだと、かっこ悪いです。

個人的には全体の出来映えってディティールの積み重ねで決まると思っているので、設備の仕上がりも大事な要素だと思っています。
建物は色々な業者さんが関わるので、それぞれの仕上がりが良くないと、(色々な意味で)いい建物が出来上がりません。
大工さんや左官屋さんが綺麗に仕上げたのに、設備の仕上がりがイマイチだと、画竜点睛を欠くと言うか、(詰めが甘い感じで)もったいなくも感じます。

それで、そのお宅の露出配管がどう見ても屋内仕様の仕上がりです。
ぱっと見、保温材が機械室の配管の仕様なので、雨が降れば水を含んで保温性はなくなります、仮に内部が耐水性があるものだとしても、外装がやっぱり屋内仕様なので、剥げてベロベロになるような。

確かにその方が費用は掛からないんですが、建物の他の部分に比べて明らかなグレードダウン。
っていうか、ほぼ手抜き。
最終的な外装を施す途中なのかもしれませんが、もうお住みのようですし老婆心ながら気になっています。

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