無いよジャナイヨ

先日現場で打ち合わせしていたときの事。

お客様からは、通常は流しっぱなしの配管だけど、イレギュラーで流体をストップさせた時、冬期間だと凍結の恐れがあるので、パイプの水を抜けるようにして欲しいとの事。

一般的な一方通行の配管だと「水抜栓」一発で水が抜けるんだけど、水抜栓は水抜栓の下流側のパイプの水しか抜けません。
今回は、始点と終点両方とも露出しているので、水抜栓の上流側の水も抜く必要があります。

ちょっとわかりにくいですね。
でも今回はそこじゃないんで良いです。

それで、
普通に分岐してバルブを設けて水を抜く方式で行こうかと思ったところ、極寒冷地なので、バルブだと凍結深度(地面が凍結する深さ)以下だと深くて操作しにくい。

じゃ、水抜栓と同じ形状でバルブと同じ動作をするやつってなかったかなと、現場から材料屋さんに電話。
事情を説明すると、「いや、ないっすね」とほぼ即答。

それでも怪しいので、会社の中堅君に電話してカタログで探してもらうと、
「ありました」と。

ちゃんと探しもしないで、簡単に答えやがって(-_-)。
普通にバルブ付けても良いですけどね、深いと使いにくいでしょ。
腹ばいになって操作するか、治具ないと操作しにくいじゃん。
いっぱい回さないといけないし。

取り寄せたら簡単に来た。
そんなに珍しくもないらしい。

ちょっとアップ過ぎてすいません。
上にハンドルが付いています。

ちなみに、お客さんに聞かれて継手の「正しい」使い方を説明した時の写真です。
実際現場では省略されてあまり見ませんが、メーカーのカタログにはこうやって施工しろって載っています。(鉄管継手のカタログなんて見た事ない人も多いかも知れない)

こうしないとせっかく防食継手(左側の青い部品)使っても、錆水が出る事があるんです。

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