昨日はある水道施設で切替工事でした。
今ある配管を取り外して新しい機器類や弁類で配管し直す工事です。
すごく狭い地下ピットで天井高も低め、常に中腰作業です。
その上現場調査の時には何の水か判らない水が溜っていて、配管類は真っ茶色に錆びていて、いかにも怪しい感じ。
用意は周到にしましたが、狭いピット内で施工する範囲が少ないので逆に「何か」あるとどうにもなりません。
当日。
現場は山沿いの住宅街ですが、現場周辺には朝から大量の野生の猿が。
普通に家の庭を歩いたり、木に登ったりしています。
さらによーく見ると側の林の中にも何十頭といます。
さすがに群れになるとちょっと怖いです。
朝から変な雰囲気の中、違和感ありありのスタートです。
水道局の方に配管を切り替えて頂いて作業開始。
配管内の圧力が抜けている事を確認。
配管の撤去に移り始めました。
が、確認した水の出てくる量が、話に聞いていたより少ない。
その話って言うのもたまたま聞いた話で、その話も50年も前の工事の配管なので、外した事がある人はいないので、それこそ経験と勘で出てくるだろうって話。だから実は出ないって事もありえます。
出てくるよって話を聞いていなかったら、全然取り外しても良いくらいの水の出方でしたが、それでも念のためちょっと手間がかかる別の場所からも水を抜きました。
と、高圧の水が大量に出てきます。
どうやら最初に確認した方は配管がつまっていたようです。
今回の水道施設は、高いところから配水池へ送っている水の量の測定と調整をしている設備です。配管は口径200mm、一般的な配管だと太い方になるかな。
「圧力を抜く」とは、いきなり200mmを外すと爆発的に水が出てくるので、配管の途中にある小口径の配管から水を出して圧力を下げます。
ある程度水が抜けないと次の作業がスタートできないので抜けるのを待ちました。