給湯管の修理

先日お風呂の蛇口からうまくお湯が出ないって事でお邪魔してきました。

電話で連絡を受けて、吐水口のストレーナーだろうって目星を付けて訪問。

出方を確認すると確かにちょっと悪い。

特に給湯側が悪い、っていうかハンドルの動きが悪い。悪いっていうか違和感がある。重いって感じ。
これは凍結しているかな?って感じで、まずは吐水口から。

吐水口が高級タイプの水栓なので、ストレーナーが通常と違った付き方をしています。
モンキーじゃダメだ。おっと別の工具を取りだし。外すとやっぱり鉄錆だらけ。

お掃除をして取付け、グラグラのハンドルを外す。ハンドル取付けビスがユルユルなので増し締め、給湯側はモンキーで加減しながら無理矢理動かすとハンドルは動くようになる。でも出が悪い。
ハンドルを戻して、洗い場のシャワーの出を確認。

すると違和感。

動きがおかしい。

シャワーから一切水を出さず、サーもスタッドの温度を操作すると、浴槽のお湯の出方が増えたり止まったりする。
しかもお湯の蛇口を開いているはずなのに給湯機が運転せず、水が出る。

ナゼ?
ナンデ?

 

しばらく考えても解らなかった。ちょっと混乱するくらい。

経験不足ですかね。

 

答えは、給湯管が凍結していて、シャワーを通じて水がお湯の配管に逆流し浴槽の蛇口から出ていました。
わかればどうってことないんですけどね。
ちょっとすぐに解らなかった。

通常サーモスタッド水栓はお湯と水行ったり来たりしないんですけどね。
廉価タイプの水栓だからかな。

給湯管が凍結し、蛇口も凍結していました。

それで、外の凍結防止帯を確認すると確かに断線している。

じゃ、巻き替えますって事で、ヒーターと保温材の巻き替えを始めると保温材の中がビチャビチャ。
「霜であってほしい」って拭き取ってみたけどじんわり滲む。
あぁ漏水。

凍結防止帯は足したり引いたりできないタイプなので1本分辿っていくと、もう一ヶ所異常に錆びた怪しい所が。

錆こぶを取ると水が滲み始める。

これは水が滲んで錆びて固まったって感じ。

漏水が一ヶ所だけならその部分だけ修理して保温の巻き替えにしようかと思いましたが、配管も古く2ヶ所となると給湯管全部配管替えした方が良いだろうって事で、急遽配管工事も増えました。

んん忙しいけどしょうがないです。こればっかりは。

急遽材料を持ってきて工事に取りかかり、配管と保温の巻き換えを行いました。

 

今回みたいに凍結防止帯の巻き換えの時は1本ごと巻き替えになるので、長ーい凍結防止帯が巻いてある場合は巻き替えの距離が増えてしまいます。

たまに6mとかありますが、ウチからしたらありえないです。

よくしたもので、そういった現場程工事がいい加減な事が多い。
(巻いてあれば良いんでしょって感じ)
やっぱり、管種ごと、系統ごと分けておいた方が、あとの修理や工事がスムーズになったり、故障した時のリスクが減ると思いますけどね。

確かに本数を増やすと、故障する可能性は増えますし、工事費もいくらか増えます。でも、長物を巻いてある場合の、その後の工事のやりにくさ(=工事費)や故障時の修理代を考えると比べものになりません。

やりっぱなしで、あとは知らないよって現場なら良いんでしょうけどね・・・

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