車両系建設機械運転者

一昨日から3日間、うちの新人君が車両系建設機械運転技能講習(整地・運搬・積込・掘削)を受講しに行っています。
車両系建設機械とはいわゆる建設現場で動いてる建機とか重機と呼ばれる機械達。
僕らではバックホウ(キャタピラーがついた穴を掘るやつ)が一番身近ですが、ブルドーザー(キャタピラーが付いていて土を押すやつ)やホイールローダー(でっかいタイヤが付いていて幅の広いすくうのが付いているやつ、たまに除雪にも使われている)など土木工事や建設工事で活躍している重機を運転する資格です。
僕も10年以上前の事なのでよく覚えていませんが、初日は学科、昨日は学科と考査、実技、今日は実技と考査の日程のようです。地元の建設機械メーカーの方も一緒に参加していたみたいです。
建設機械を運転するには労働安全衛生法って法律で技能講習を修了した者じゃないと就かせてはいけない事になっています。今回のは制限がない資格なので、これでどんな重機でも運転できます。

機械を運転する車でいう免許みたいなものです。

公共事業の現場に入れば必ず資格証の提出がありますが、公共とか民間とか関係なく機械を扱う為には必要な資格です。
これ以外にも建設業界には山ほど必要な資格があり、その都度技能講習やら特別教育やらを受けなければいけません。
安全に作業するためには必要な資格なのですが費用もバカになりません。

ちょっと愚痴っぽいですね。

これの他に建設機械には特定自主検査と呼ばれる定期検査があります。
こちらは車検みたいなもので、一定の資格のある人が1年に1回検査する必要があります。
うちの建機もみんな近くの建設機械メーカーの方に来て検査してもらっています。
これも労働安全衛生法で決められています。

検査が終わると車検のステッカーみたいのが貼られます。公共工事ではステッカーの写真を撮って提出したりします。
年次点検ステッカー
今同じ現場の土木やさんのステッカー。移動式クレーン付は別にクレーンの点検も必要なのは知りませんでした。

移動式クレーン付バックホウ

うちには無い移動式クレーン付のバックホウ。いいなぁ。奥に見えるのはうちの移動式クレーン。


移動式クレーンも年次点検のステッカーが貼ってあります。どうして毎年ステッカーが違うんでしょう。あ、もうじき点検だ。

そういえば、先日お邪魔した友人宅で物置工事が行われていて、下請けさんが使っていたミニバックホーは平成17年のステッカーでした。
こんな風に点検していないのがすぐにバレちゃいます。
直営で販売から設置工事までやるメーカーなんですけどね、民間工事ってこんなもんですか?
こちらも費用がかかりますからね。でも、結構な工事費でしたからちゃんと下請けさんに還元して下さい。

あぁ、また愚痴っぽくなりました。すみません。
ちゃんとしてる会社はステッカーが貼ってあります。
しっかりしてる会社はすべてちゃんとしています。

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