バルブと言えば

先日のバルブ取り付けと言えば。
ちょっとバルブのご紹介。
ここからのハナシは資料とかちゃんと調べていないので記憶と感覚で書いています。

先日取り付けたバルブは、フランジ式のグローブバルブ。
グローブバルブは、玉形弁とかストップバルブとか言う事もあります。このバルブは流量の調整に向いているバルブで、バルブの中で水の流れが曲がっていて、全開にしても流量がかなり絞られます。
なので流れ方向(バルブの向き)が決まっています。

左がグローブバルブ、右がスリースバルブ。

対して、よく見かけるスリースバルブ。
ゲートバルブとも言うこのバルブは、『sluice』は水門『gate』は門って意味で、板状の弁体が上下に動いて水をせき止めます。
半分空いたから半分流れるわけじゃなく、弁体が流速で削られやすいので、流量調整には不向き。流量調整に使って弁体が傷んで完全に止める事ができくなっていることが多いです。
全開にした時の圧力損失が小さいので、ON-OFFで使います。

そして、ボールバルブ(アイキャッチ画像の右側)
穴の開いた球が入っていて、90度回転することで止水します。
ハンドルの動きが少なくてオンオフできるので、操作性が良いです。
ボールに空いている穴の大きさで違いがあって、アイキャッチ写真右上がフルボアで管の内径と同じサイズの穴が開いていて、その下がレデューストボアで、管の外径と弁の外径(玉の外径)が同じくらいで、管の内径より穴の方が小さいバルブ。
ちなみに。その下は本体材質がステンレスのレディーストボアボールバルブですね。
フルボアだと圧力損失が小さいです。

あと現場でよく見かけるものだと、バタフライバルブ。
バルブ内のプロペラが回って止水するもので、流量調整にも使います。

フランジ式のバタフライバルブ。個人的にはフランジが無いフランジレスバタフライバルブの方が良く見かけます。

大きく分けてこのくらいでしょうかね。
細かいものだと、ニードルバブルとかダイヤフラムバルブとか変なバブルもありますが割愛。水抜栓や減圧弁、逆止弁も弁なのでバルブにはいるのかな。

これに加えて、本体の材質や止水材や弁体の材質、口径、手動電動、接続方式、圧力などの組み合わせで、ものすごい種類のバルブが存在します。

ぶっちゃけ沢山種類はありますが、適当にどれを使っても何とかなります。
流量調整だなんだかんだって言っても、分かった上でゲートバルブやボールバルブで流量調整している事も多々あります。
バルブの特性を理解して、止水できなくなった時のことを考え、消耗品として割り切っていれば問題ないと思います。
もちろん、何とかならない場合も沢山あるので知識としては超重要ですが。

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