実管配管

今日は井戸ピットで実管配管。
実際の配管を埋め込むので、スリーブに対して『実管配管』って呼んでいますけど、一般的かどうかは分かりません。

鉄筋コーンクリート製の地下ピットの壁に配管を貫通させます。
地下水の流入を防ぐため、止水板という水の浸入を防ぐ板が付いた配管を鉄筋コンクリートの中に埋め込みます。

一般的に、鉄筋コンクリートは、鉄筋を配筋して、型枠を建て込んで、コンクリートを流し込んでって順番で進みます。
埋め込むにはタイミング的に、鉄筋が配筋された状態の時に配管しないといけません。
なので、工程的にも収まり的にも、建築さん、鉄筋屋さん、型枠屋さんの協力が欠かせません。

鉄筋だけの状態なので不安定で収まりが悪い中、正確に配管しないとあとの配管が合わなくなります。
次の工程が差し迫る中、精度が求められるという難易度高めの作業。

建物や管種、口径にもよりますが、『鉄筋に固定するな』とか、『補強筋はこう入れろ』とか、『絶縁しろ』とか、『型枠を先に起こさせろ』とか、細かい指示が出る事が多く、さらに難易度を上げてきます。

今回は比較的小口径(口径が太くなると鉄筋に固定はできない)で、建築さんがステキ(いや、融通して頂けた)ので、直接鉄筋に固定する事ができスムーズに終わりました。

時間が無いので色々準備していったんですけど、ほとんど使わずに済みました。
ありがとうございます。

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