再利用する?しない?

先日の現場。
目的は故障したバルブの交換なんだけど、バルブを変えるのに前後の配管を一旦外しました。

 

こういう時の消耗品に当たるパッキンなどは新しいものと交換する事が多いです。
一度使ったパッキンは変形している事が多く、そのまま使うと微妙な『アタリ』の違いで漏れる事があるからです。
パッキンのほかにも継手やジョイントなど再利用するかどうかは、部品の種類や劣化具合で判断する事も多いです。
予算の心配がない場合は新しくしちゃう方が安心です。

 

で、先日の現場。
バルブのフランジパッキンは当然新しくするし、配管を外すのに緩めたジョイントも新しいものと交換するだろうと、新しい仕様に合わせた工具を準備していたらどうも再利用予定だったようで。
僕らの中ではその部品の再利用はありえなかったので、誰も疑わず確認が甘くなりました。

お客さん的には再利用でいいんじゃない?みたいな軽い感じで。
それを聞いた時、冗談半分で「漏れるよ」って言っていたら、本当に冗談じゃ済まなくなりました。
大口径すぎて、すぐに部品を用意する事もできず、後日交換作業となりましたが、忙しい時期の手戻りはいたかったですね。

部品の種類や状態で判断するので、一概にこうした方がいいって事はないんですけど、使えるものはまだ使ったほうがいいと思うし、ものを大事に使う方だと思うんだけど、ライフラインなので慎重に判断した方がいい事もありますよね。

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