強敵に遭遇

先日行なった現場では、屋外の給水管が更新してありました。
水まわりも更新してあるようなないような。
と言うのは、建物や器具的には古いんですが、配管だけは新しかったり、建物を改造した形跡がないのに、配管の仕様が違ったり。
(不思議です)

そして今回工事。
一部ヘッダー方式になるため、屋外の配管は不要な配管を撤去して、シンプルなかたちになります。
(そのまま残しても良いですが、漏水リスクが高まったり、無駄にエネルギーを使ったり、しにみずができたり良い事ありません)

なので、既存の露出になっている配管からたどって掘って、分岐部分で玉落とし(キャップ止め)。
でも、ウチの仕事じゃないので、この配管から延びた配管がこっちに行ってとか予想をしながら掘っていきます。

経緯は分かりませんが、チーズ(T字)で分岐してその先でキャップ止って配管が出てきました。
(チーズを付けるのは分岐する為でしょ。その先でキャップ止めって、エルボ(曲り)でイイじゃんって思いますが)

さらにたどって、メイン管の部分でいらない配管をキャップ止めして、別の配管に新しい水抜栓を配管接続したら新しい水抜栓から水が出ません。
(オイっ!)
どうやらいらない配管だと思ってキャップ止めした配管が、掘らなかった埋設部で分岐して繋がっていました。
平行に2本配管を並べる意味が分かりませんが、実際そうなっていました。

しょうがないので、平行に2本あったパイプの1本をキャップ止めで殺しちゃったので、残った1本から分岐し直して水抜栓を設置しようかと思ったら、もう1本は死んでいました。
どうやらチーズで分岐した先が土の中でキャップ止めしてあったようです。
(2箇所目)
書いていてもわかりにくいですが、現場でも同じです。
もうね。訳がわかりません。

現場では、配管の状況から経緯とかを想像して、配管のルートを予想して掘って、出てきた配管を確認しながらって感じに作業しているんですが、設備のセオリーとか無視されちゃうと、予想がハズレまくりです。

現場でも、「その読み」で「こっちだ」「あっちだ」って意見が割れたりしてます。
(セオリー通り行きたい人と、もうセオリーはあてにならないって既に罠にはまった人)
3度目の正直は、手堅くわかっている配管から新しく配管をし直す事にしました。
これで絶対間違いありません。

以前キャップを使いたくないって書きましたが、キャップだらけだと混乱するって事もありますね。

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