手すりの取付け

坂城町内で先日調査したお宅で手すりを取付けました。

奥様が転びそうになった事があったらしく、寝室からトイレまでの動線に手すりを取付ける事になりました。
とあえず「よる夜中に安全にトイレに行けること」が目的です。

危ないからと言って動かないと、人の身体もさび付いてしまいます。
危ない(痛い)から動かない、動かないから悪くなる、悪くなると痛くなる、の悪循環でどんどん行動範囲が狭くなってしまいます。

かといって無理して動いて怪我をしてしまうと、長期療養などで衰えてしまい元も子もありません。
いかに、安全に自分で動き続けるかが大事だと言われています。

その為の手段としての手すりはとっても大切です。
手すりは、取付ける位置で使い勝手が左右されます。
色々なデータから推奨位置はあるのですが、最終的には使う人が一番力が入る位置に取付けます。今回もベストな位置には下地がなかったりするので、その場所場所に合わせた方法で取付けました。
ちょっとした位置の違いでも毎日毎回の事なので妥協はできません。

今回は下地がちゃんとしていない場所ばかりでしたが、
真壁(柱が見えている壁)の塗り壁には補強板を使って補強して取付け。
トイレはブロックの上にタイルが貼ってある部分と、木の下地にタイルが貼ってある部分とあり、
ブロックの部分はブロック用のアンカーを使って固定。
木の下地の部分は、壁裏が中空なので特殊な接着材で固定。
トイレブースの間仕切り壁は、下地の木の部分を探して固定しました。

特に今回は、中空母材に特殊な工法で手すりを取付けました。
メーカーさんに問い合わせして確認しながら今回初めて採用した工法です。
見た目には下地が見えないので、何事もなかったようにスッキリ収まっています。

うまくいったので同じパターンがあれば今後採用します。
コツも掴んだので次回はもっとスマートに出来そうです。

ありがとうございます。

© 2024 futabasetsubi Ltd