GX講習会

今日は長野市で「GX形ダクタイル鋳鉄管講習会」なるものに参加してきました。
主催は長野県企業局。
2月に予定されていた講習会でしたが、大雪で延期になっていました。

「GX形ダクタイル鋳鉄管」って名前ですから、水道の配管の種類なんですが、道路に埋設されている水道の本管のひとつです。

水道の本管も時代と共に進化して来ていて、ここ10年くらいでも数種類の施工方法が増えました。
今は配水用ポリエチレン管が多いですが、鋳鉄管配管もまだまだあります。

たまに水道管が破裂して水が吹いたなんてニュースがありますが、あれは数十年前に施工された鉄管が多いようです。
耐用年数が過ぎていても更新できないでいる配管もたくさんあって、これからどう維持していくのかは課題のひとつですが、古い配管は地震が起こっても配管の追従性がないので漏水する危険があります。

鉄管もそうですが、今までの鋳鉄管は地震が起こっても地盤の動きに追従せず、抜けたり折れたりしてしまいます。
それをある程度追従ができるようにした「耐震管」が少し前から登場しています。

それで、今回のGX形は鋳鉄管の中でも最新のもので、耐震管と互換があるわけではないですが、さらに施工性などの性能を向上させたタイプ。
去年松本市の現場で初めて触りましたが、改めてちゃんと受講修了証をいただいてきました。

これから長野県企業局も含め、色々な水道局でで導入が進んでいくことになるんでしょう。
現場でグレーの太い鉄管を見たらそれだと思ってください。

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