配管の更新について

先日のお打ち合わせ。
いつもの様にお客様の希望を聞きながら、アドバイスをするのですが。

「配管が新築の時のままなので、新しくできませんか?」と。
こういったご希望。たまにあります。

お客様の考え方だと思うのですが、壊れる前に古くなったり汚くなったりしたら変えたい方と、壊れるまで使い倒す方と。
僕も、修理しやすい場所なら壊れるまで使い倒すのも全然ありかと思いますが。
ただ、壊れたときに壊れた状態をある程度許容できない場合は別です。
いくらメンテナンスしやすくても、漏水で家財が水浸しではダメですよね。

水まわりの設備って定期的に新しくする事は悪くはないですが、水の出方が悪くなったり、錆水が出たり、直ぐに漏水するような状態じゃなければ、万が一が許されない公共物件でもない限りは、状態をみて判断で十分かなと。

今回のお客様は、水道管を全部やり替えて欲しいって事でしたが、経過年数からして更新した方が良い部分や、壁の隠蔽配管が長い部分は、やりやすいところだけやっても効果は薄く、おそらくライニング管(鉄管の内部を塩ビでコーティングしてある管)で、それほど効果がないので、もうちょっと様子を見ても良さそうです。

目に見えない僅かな錆水でも絶対飲みたくないって事ではないですし。

この辺り、「状況に応じて」ってのがポイントです。
一概には言えない部分をプロが判断して、無駄にならないようにベストを考えます。

なので、更新性が重要だったりするんですよね。
ちなみに、今ウチで行っている施工方法だと、(目に見えない錆水も含めて)一切錆水は出ません。

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