断水工事

今日は地元で断水工事でした。

水道の本管が漏水したので、水を止めて直しました。

昨日配管まわりを掘削し漏水状況を確認して、今日水を止めて修理する作戦でしたが、掘ってみると「配管が抜けそう」になっていて、急遽抜け止めの部品を準備して固定しました。

施工から十数年、配管図からは漏水原因が想定しにくいので、いくつかのパターンで準備していましたが、「配管が抜けそう」っていうパターンは、想定はしていたけど、(材料屋さんが在庫していないので)予算の都合で部品を準備しておらず。
(ダメな部分を交換しちゃうので抜け止めを付けて直す事はないだろうと。)
もう一度ダメ元で材料屋さんに確認したら、倉庫の不良在庫コーナーに部品があったって事で、大至急届けてもらって一晩しのぎました。

今日の修理自体は想定どおりなので、チャッチャと終わり、その後の通水作業。
ゆっくりゆっくり、赤水や白水を出さないように慎重に水張りと加圧を行ないました。
修理の作業時間よりも、こちらの時間の方が長いくらいです。
特にトラブルもなく時間通りに終了しました。

断水になった方、通行止めに遭った方、ご協力ありがとうございました。
自然転圧のあと、舗装工事を行ないますので、その際もご協力をよろしくお願いします。

 
 
結局、考えられる漏水原因は、下水道管との併設の配管で、地盤が不同沈下して配管が抜けかけていました。

今は使わない配管材ですが、抜けやすい接続形状なので、当時「こういう配管パターンの時は抜け止めを取付けなさい」っていうルールがあって、下水道の併設なので、設計図通りの施工が難しくても、そのルールからすれば今回の場所は、確か取付ける必要がある場所だったような・・・(記憶が曖昧)

でも、ウチで施工する場合は、抜ける恐れがある時は、設計になくても抜け止めをこっそり取付けていましたからねぇ。
(もちろん自費です。お金は出ません。設計外ですから。でも、圧力試験やウォーターハンマーなどの影響がありそう場合は取付けていました。)
取付けておいて欲しかった。

 
さらに、今回の断水、断水になる予定のお宅が断水にならず、予定外のお宅が断水になりました。
念のため広範囲にご連絡しているのですが、たまたま境目のお宅がウチのお客様で、お電話がありました。
「トイレが壊れて水が流れない」と。
現場の近くなのですぐにお伺いすると、数年前に便器で異音がするとの事で調整したのですが、
その時に「次ダメになったら部品交換ですよ」ってお話ししてあったので、てっきり故障したんじゃないかと思ったらしく、電話したと。
もちろん故障はしていないので、事情をご説明しました。

どうやら、本管工事が終わったあと、水道局の図面が修正されておらず、配管図が間違っていました。

漏水した配管、断水になる予定のお宅の配管、断水にならない予定のお宅の配管、みんな施工業者が違いますが、色々ちゃんと仕事しようぜ設備屋!

© 2024 futabasetsubi Ltd