さや管・ヘッダー工法(ポリブデン管・ポリエチレン管)

さや管工法
さや管を配管して、その中に水が流れるポリブデン管やポリエチレン管を通します。
先にさや管だけを配管しておいて、建物が仕上がってから中の配管を通す事もできます。
さや管に入れてあるので、配管の更新も簡単にできます。RC造などのマンションなどで採用される事も多いようです。
建物の建築途中の作業に時間がかからないので、他作業への影響が少なく施工性が良いです。

ヘッダー工法
ヘッダーと呼ばれる配管の集合地点をつくり、そこから各所へ別々の管を配管していくのがヘッダー工法。
こちらも施工性がよく、従来のように途中で繋いでないので漏れるリスクが減ったり、圧力損失が少ないなどメリットがあります。

さや管ヘッダー工法
さや管とヘッダー工法は相性がいいので、上の両方を組み合わせた工法。
ヘッダーを点検しやすい場所に設け各機器と接続する工法で施工性やメンテナンス性が良いです。

ポリブデン管・ポリエチレン管
ポリブデンもポリエチレンもプラスチック系の配管の材質ですが、どちらもある程度の柔軟性がありカーブさせて配管をすることができます。
接続もワンタッチでできるので手間がかからず、技術もあまりいらない。材料費はちょっと高め。

どれもメリット・デメリットがあります。デメリットはコストって事が多いでしょうか。

どれを採用するかは、設計者や設備工事店ごと予算やおすすめポイントによってだいたい決まっていると思います。
もちろん、「この施工方法で」ってお願いすれば引き受けてもらえます。

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