現場合わせ

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今回の現場は既存配管に合わせて現場で溶接加工して配管しています。
既存配管は壁を貫通していてコンクリートに埋め込まれています。

壁に埋め込まれた動かない配管どうしを、ポンプや各機器と工場で作った配管で繋ぐのですが、どんなに正確に寸法をとっても、配管の微妙な誤差や接続先の配管の傾きや角度などで、合わない事が多々あります。
一番は現場で合わせて溶接するのが間違いがありませんが、別の制限があったりして、不可だったり出来ても乱発はできなかったり。
多少の誤差であれば配管しながら修正していくので、何とかなる場合もありますが、機器更新や配管の逃げとして、伸縮や可とうする部品を設けたりします。
が。
先日の現場は、当初設計にはそういったものが一切なく、施工上あった方が良いのでは?と言う提案も却下されました。

図面を描く人が現場の事を良く知っていれば、うまく逃げを入れて合わせることができるかもしれませんが、既存の昔の配管は、水平垂直なんて適当な事が多いうえ、そこまで考慮しても。そもそも、メーカーの工場で作られて、水道協会の検査受けているものでも数ミリの違いは全然許容されるので、その数ミリが偏っていけば、数センチの差になり、それを現場で合わせるのは大変です。現場の事を良く知っていればそんな事はしません。

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