今日は配水池での作業。
配水池は皆さんに供給している水を貯めている最後の水槽。
ここから直接配管で送り届けられています。
で、今回は貯める水の量をコントロールしているバルブのオーバーホール。
なので、そのバルブを通さないと水槽に水が貯められません。
バイパスはあるにはあるんですけど、古い設計でバルブを分解した状態では水が貯められません。
なので、作業中は水槽への給水はストップしますが、順調に行けば半日程度で作業は終了するので影響はありません。
という事で、作業スタート。
が。
途中、弁体が固着して、分解ができなくなりました。
こういう事は無いことはないので、こういった時用の手を色々試してみても全部ダメ。
そうこうしているうちにタイムリミットが迫り、(暑かったので想定よりも水の使用量が多く、止めておける時間が短くなるアンラッキーも重なり)分解途中でしたが、通水の為一旦復旧。
水位回復を待ちました。
一旦は今日の作業を止めて仕切り直しという指示が出ていたのですが、このままでは弁が固着したままで、水位コントロールができない状態。
最悪、バイパス管を使用して水槽から水が溢れる状態でキープさせる事も検討されたのですが、できれば避けたいので、もう一度だけチャレンジする事に。
今回の作業場所。
ピットが狭く、二人でも満足に作業ができません。
工具も力も入れにくく、フタを取り外すのに30分、フタを戻して組立てるのに45分かかりました。
弁体取り出し後のオーバーホール作業で15分かかるとして、フタの取外し組立てに1時間15分、弁の操作が15分の合計1時間45分。
1回目のトライは、前半は弁操作と赤水排泥作業で1時間くらいは消費して、僕らの作業時間的には3時間くらいだったかな。
ただ水位回復のあとだと、夕方のピークタイムに作業をすることになるので、安全をみて「止めておける時間は2時間くらいで通常運転に戻したい」とお願いされ―。
んー。
って事は固着した弁体を外すのに15分。
1時間くらいやっても取れなかった作業を15分かー。
厳しいけど。
やるしかないす。
コレでダメなら、バイパス管で給水することになるのですが。
色々な方にアドバイスを仰ぎつつ、作戦会議。
1回目より2回目の方が作業自体はこなれているので、ちょっとずつ短縮して時間を確保できるかな。
と淡い期待もあり。
約2時間のブレークタイプを経て、第2ラウンド。
120分1本勝負。
夜間作業も覚悟してたけど、最後は力業で分解に成功。
やりました!
時間がシビアなので、頭と身体をフルにぶっ通しで動いていたので疲れました。
時間も当初の予定どおりの1時間45分で水道局の方にバトンタッチできました。
良かった良かった。
ありがとうございます。