このあいだもお客様に聞かれたんですが、工事をご近所一緒にすれば安くなりますか?って聞かれました。
近所の方に、一緒に工事をしようって言われて、そんな事あるんですか?って不思議がられていました、気心しれたお客様なので、うちは無理ですねってお答えしました。
複数まとまればって言われても、ホントのお隣さんなら、多少コストダウンにはなるかもしれませんが、住まいの状態も違いますし配管経路も違います。
現場調査や設計もそれぞれしなければいけません、一緒に打ち合わせをして同時に工事をすれば、現場→会社→現場が現場→現場になる事もあるので車のガソリン代や重機の移動の手間は少しは浮くかもしれませんが、工事費の割合からいけばごくごくわずかです。
「サービスでついでにこれもやっときましたー!!」くらいです。
工事のタイミングだって微妙にずれれば一旦会社に引き上げてとか起こるので、ホントにうまくいって、現場ですこーしだけ楽ができるってくらいですし、各種提出書類もお客様の予定と工事の予定が絡んだベストのタイミングで提出なので、一緒にって訳にはいかない事が多いです。
実際、先日も工事をしたお客様のご近所の別のお宅をほぼ連続で工事を行いましたが、全然コストダウンにはならなかったですね。
何%もコストダウンできる訳がありません。
それじゃぁ元の見積りは何だったんだって事になるんですが、それはご近所さんが知り合いを紹介してもらう事で、そのご近所さんが営業をしてくている分の営業コストです。
って事は、その分が営業コストとして最初の見積りに含まれているって事です。
もちろん、営業するには費用がかかるので、どんな商品にも営業費用や宣伝広告費は含まれています。
沢山営業する会社なら可能かもしれませんが、うちみたいな小さな所はそんなコストもかけられず(実際かっていませんが)、お客様から頂戴する費用のほとんどが、商品や材料代と設計や工事費(人件費)ですから、お値引きできないんです。
宣伝・広告、営業費用がかかっていればいる程お値引きできる技ですね。
ちょっと違いますが、よくある2着目半額とかっていうのも同じ仕組みですよね。
本日は年末のご挨拶まわりをしつつ、凍結の修理。
明日も引き続き。
今朝はマイナス7℃。凍結注意です。現場の浄水場でも凍結発生したらしく、明日修理です。