出直し

今日は、松本市にコンクリートの建物にクラックが入って雨水が浸入するとのことで、修繕に行きました。
天気が心配だったのですが、朝方には良くなるだろうって天気予報を信じて現場に行きましたが、明るいけど細かい雨が舞うような天気。

コンクリートの打ち継ぎの部分が経年劣化で隙間が空いていて、毛細管現象で雨水を吸い込みます。
元請けさんが、お客様から「絶対侵入させないように!」といわれたという事で、初めてUカットシール工法なるのもを試しました。
さらにその上に保護のための無収縮モルタルを充填させます。

Uカットシールは、要はクラックの部分にシール材を充填する工法ですが、そもそも乾いていないと施工できません。
昨日までの雨続き+今朝の小雨でクラックには水が。
トーチランプで炙っても乾いたそばから、うっすら水がしみ出てきます。
少し待ってみましたが、改善しないので迷いに迷って出直すことにしました。

すぐにどうこうなる事はないと思いますが、「絶対侵入させないように!」が気になって、悩んだ末の勇気ある撤退です。
現場でも「やっても良いけどあとでやり直しは避けたい」って話で、年末で中々時間が取れないので強行しましたが、失敗でした。

三才山トンネル

三才山トンネル。朝は雪でした。

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