宅内下水道工事6

坂城町の宅内下水道工事のお宅では新しい水洗トイレが稼働しました。

今回はトイレが1階と2階にあって2階のトイレが不要なるので、1階を先に生かし残りを撤去する作戦です。

不要なった2つめの便槽を撤去し、2階のトイレへ行っている給水管を撤去。と思ったら2階への給水管が見つからず、建物で一番近いのが台所の給水なので、台所の水抜栓を閉めると2階も止まる。1階の台所と2階のトイレが同じ系統になっていました。

仕方ないので、台所の水抜栓まわりを掘削。分岐されずにそのまま基礎を通って屋内へ。
どうやら分岐箇所は屋内のようです。

ホントは不要になる2階の水抜栓を撤去して終了予定だったのですが、水抜栓が無いばかりか屋内で分岐とは。

2階トイレでプラグ止めしてもいいんですが、圧力のかかった給水管が壁の中に残ってしまいます。
今までは使用頻度が低いとはいえ使われていたトイレの給水が全く使われなくなるので、漏水や凍結の恐れが出てきます。

 

お施主さんと相談・・・

 

排水管類は全て屋外露出なのに、給水だけが屋内のしかもパイプスペースではない壁内。
通常は系統ごとに分岐配管しますが、1階と2階が一緒。
1階の床下に潜って分岐箇所を見つけようかと思ったら床下に入れる場所がない。

さあどうする。

 

和室の畳下から進入しようかとも思いましたが、
お客様から大変そうなんで、できる限り屋内の配管を撤去する。
という事になりました。
圧力のかかった配管が残っている事だけは覚えといてもらうしかありません。

今回は適当施工が多いんですが、お客様も、「建てた当時は若いので判らなかったが、仕上がりが何か違うと言うか、ちょっと雑ですよね?」と。
僕らもあまり他の会社の批判はしたくないし、お客様の大切な住まいなので、はっきりとは言わないですが、お客様も気づいていました。

お客様が違和感を感じている位なので、僕らからみたらとてもとても。

「わかりました?穴の中も同じですよ」と言うと

「ホントは全部直したかっただけど、今回は我慢しました。」とお客様。

施工時の事は判りませんし、予算や工期の問題もあったかもしれませんが、確かにちょっと雑な工事なんです。
見えている部分がそうなので、見えない部分はそれ以上です。

僕らはそんな会社と競争させられているかと思うとやりきれません。

設備屋いい仕事しようぜ!!

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