水道施設等設備機器工事のご紹介
配水池と呼ばれる浄水場の水を一時貯めておく水槽がある施設内に、配管ピットを設置して、機器を移設し、配管替え工事を行いました。
配水池配管バイパス工事(下請工事)(上田市)

現場調査中
配水池内にバイパスを作って、計器を移設する工事です。
「階段−上り坂−狭い門扉−急な丘」が現場です。
既存配管ルートははっきりせず、水は止められず、なるべく低予算で作業を行わなくてはなりません。

試掘
既存配管を探すため試掘を行いました。
重機を運び入れるのも一苦労です。
施設内はいろいろな配管や電線類が錯綜している場合が多く、図面や資料が残っていない事もあるので、慎重に、僅かな情報とプロの知識と感を最大限に作業を行います。

既設配管分岐
バイパスを作るため既存の配管に穴を開けて分岐しました。
この間も水を止めないまま作業を行います。
当社でも分岐工事を行うのですが、既存配管が応急処置工事を行ったままの、特殊径で特殊な接続なので念のためメーカーで施工してもらいました。

かにクレーン投入
配管を納めるピットを設置するためかにクレーンを搬入し既製品のピットを搬入しました。
今回は現場条件が悪いので既製品を採用しました。

配管完了
ピットが据わるとそれぞれを配管で繋ぎました。
配管は主にポリエチレン管を使いました。
電気で溶かして配管を接続します。柔軟性があるので耐震性も高くなります。

止水作業中
既存の機器を取り外しバルブを取り付けるため一旦水を止める必要がありましたが、バルブが無いため風船を使って配管の水を止めて機器を交換しました。
こちらの作業もいつもは当社で行うのですが、口径が大きめで施工条件も悪いのでメーカーに直接お願いしました。それでも水が止まるまで通常数時間の作業が2日もかかりました。
この止水作業中も新設バイパス管を使って断水を行わずに作業をすすめました。

ピット内配管完了
今回は既存の機器を移設して完成です。
近年中に機器を交換する予定なのでそのときの作業がスムーズに行えるようにしてあります。
周囲を埋め戻し原型復旧して完成です。