長野県坂城町の水道設備工事店です。 住まいの水まわりの困ったこと わからないこと なんでもご相談ください。

宅内下水道工事

下水道工事では公共ますから上流に向かって配管を行いながら、マスを設置して各所からの排水枝管を接続します。

公共マス

公共マス公共マス

公共下水道工事で道路などに本管を埋設し各戸への取出しが行われると、宅地の隅に「公共マス」が設置されます。

ふたの材質はプラスチック製と鉄製があり、市町村ごとのデザインがふたに描かれています。マイナスドライバーなどでふたを取ると、流出する下流側(公共下水道側)の穴と、流入する口がみえます。

公共マスへの接続口の取付接続口の取付

この「マス」が設置されて共用が開始されると、いよいよ宅内の下水道工事が行えます。

流入口の無いものは工事の時に穴をあけ接続口を取付けます。

鉄ぶた公共マス鉄ぶたの公共マス

公共下水道工事で公共マスを設置する時にはできるだけ水まわりの近くに設置してもらいます。
公共下水道(本管)の施工業者さんに調査・対応してもらえると思いますが、特に狭い場所や水まわりの事が具体的に判らない場合などは、依頼する予定の(より専門的な技術がある)工事店に相談するとよいでしょう。

公共マスの設置場所によって宅内の下水道工事の工事費が変わる場合が多く、宅内工事に合わせて設置場所の選定をしたほうがよいです。

当社でも相談を受ける事がありますが、工事店ごと設計・施工方法にも違いがありますのでなるべく宅内工事を施工予定の工事店に相談した方が安心です。

排水管の配管

排水配管状況(配管仮固定中)排水配管状況(配管仮固定中)

排水管は上水道と違い、自然流下が基本になるので管の勾配(傾き)はとても重要です。

一定の勾配で配管し、汚物を掃流力(水の流れの勢い)を使って流していきますので途中の勾配変化や曲がりはできるだけ避けるように配管します。

特に盛り土や造成地など、地盤が落ちつく前の土地や埋め戻したばかりは配管の勾配が後でかわってしまう可能性が高いので施工時に十分な対策をおこないます。

排水配管状況排水配管状況

配管に使用する塩化ビニル管(VU管)は薄くゆがみやすいので、まっすぐに配管するために土のう(砂の入った袋)やサポート(支持材)などで仮固定しながら配管していきます。
また、塩化ビニル管は紫外線や熱にも弱いので露出配管になる場合は保護します。

汚水マス(インバートマス)の設置

曲点マス曲点マス

配管の屈曲点や合流点などには直径15センチのプラスチック製の「汚水マス」を設置します。

汚水マスには屋内から各排水が排水枝管を通って流れ込み、すべての排水がひとつに合流して公共下水道へ流れていきます。

マスの設置状況マス設置状況(マスの上に乗っているのは水平器)

このマスは密閉されているので、今までのようなコンクリート製などの「ためマス」と違い、においの発生もありません。

ためマスは設置の方法や古くなってくると悪臭の発生や詰まりの原因となりやすかったのですが、下水道で使うインバートマスは詰まったりにおいの発生もほとんどありません。

マスは臭いが屋内へ入るのを防いだり、点検や掃除に使われます。

色々な汚水マスの設置汚水マスの設置

汚水マスには色々な種類があり、1個のマスで2、3個分の役割を兼ねたものもあります。

マスの大きさは管の深さや太さなどによって変わります。設置する数も、配管の距離や家屋、土地の形状(高低差など)により変わります。

ふたの取付、砂による埋め戻し汚水マスの埋め戻し

配管とマスの設置後、保護砂と良質土で埋め戻しふたを取付けます。
ふたは密閉されていて公共下水道へのゴミや雨水の浸入を防ぐのと同時に、外部への臭気の流出を防ぐ構造になっています。

埋め戻した後、機械を使ってよく締め固め地面と同じ高さに仕上げます。
元の状態に復旧して完成です。

鋳鉄製のふた こちらは耐荷重8t鋳鉄(ちゅうてつ)製のふた

乗用車程度でしたら、プラスチック製のふたでも問題ありませんが、車がよく通る場所などは防護の為の鉄製のふたを取付けます。
マスに帽子をかぶせたような構造で、直接マスに荷重がかからないようにできています。

耐荷重や用途により色々な種類があります。

排水ますは沢山ありすぎても工事費が余計にかかったり、完成後の使い勝手や見栄えも悪くなるので、基準を守りながら、必要最小限で適正に効果が発揮できる場所に設計し設置します。
それでもベストな設計は中々ないもので、設計者によって差が出る部分でもあります。

汚水マスの他にも、必要に応じて「掃除口」「点検口」(詰まりやすい場所に設置され掃除など行なう点検口。大きさはマスよりも小さい)なども取付けます。

トラップ付のマス

トラップマスの設置トラップマスの設置

屋外排水管やマスの設置と同時にトイレ、台所、浴室などの各排水管も接続して行きます。
器具側にトラップが無い場合はマス側にトラップを設けます。

トラップは常に水がたまった状態になっていて、公共下水道側からの臭気や害虫の侵入を防ぎます。

トラップマスの内部トラップマスの内部

排水口などが異常に臭う場合や流れが極端に悪い場合などはこのトラップがうまく機能していない可能性があります。

従来の「ためマス」にも同じ機能を持たせて臭気の発生や雨樋の腐食を防いだりしています。
下水道で使うマスは一体のプラスチック製なのでより確実に効果を発揮、維持できます。

汚水マスのメンテナンス(網付きの汚水マス)

網付きのマスのふた網付きマス

台所や浴室の排水には網付のマスを設置します。
ふたには「定期的に掃除してください。」などと描かれ青い色が付いています。

時々ふたを取り、中から網を取りだし、ゴミなどが引っかかっていないか点検・清掃してください。

網の取り出し網の取り出し

マイナスドライバーなどをふたの縁の溝に入れ持ち上げます。
棒状のつまみを持ち上げると網も付いてきます。
網のゴミを掃除して元どおり溝にはめ込み、ふたの縁の泥などをきれいにして、ふたを置き強く押し込みます。

キー付きのものはキー溝にドライバーなどを入れ回転させて開けます。

排水管のメンテナンス

排水後のマス内部排水後のマス内部

適正な勾配で配管され、設置された汚水マスの接続部や管の継ぎ目には段差や隙間はなく、排水を流したあとにはマスや配管の中にはほとんど何も残りません。

この配管で、普通に使っているお客様では、特に特別なメンテナンスをしなくても、詰まったというご相談は過去にありません。

何十年も全くメンテナンスしていないお客様もいらっしゃいますが、たまに覗いてみてオリが溜まっているようでしたらホースなどで洗浄する程度でよいでしょう。

排水後のマス内部排水後のマス内部

ひどく汚れがたまり、詰まりそうな場合は、排水配管内の洗浄も行いますのでご相談ください。

異物が残ったり常に水がたまっている状態ではいずれ管の閉塞などのトラブルが発生する恐れがあります。
この状態がずっと維持されなければいけません。

当社では下水道が普及する前の浄化槽が主流の時代から、汚水マスを使った排水配管や雨水配管の施工をしてきました。
浄化槽から公共下水道への切替えにあたり再度勾配をチェックする機会が度々ありますが、施工当時との誤差はほとんどありません。
また、設計、施工方法、施工不良が原因の管の閉塞(つまり)のトラブルも一度もありません。

施工後11年経過した排水マスのふた「傾いたり窪んだりしてないでしょ」弊社で施工後11年経過した店舗駐車場のマス

最近、下水道の供用開始から数年が経ち、早くに下水道に切り替えたお客様の下水道(水洗化)工事のやり替え工事のご相談・ご依頼が出てきています。
配管替えは新設に比べ時間と費用が多くかかる場合がほとんどです。それでも配管替えをしなければ根本的に直らない場合もあります。
調子が悪くなった場合は、先ずは施工した工事店に相談してみてください。

排水マスも周りが沈下したり、マス自体が傾いたりしているものを見かけますが、埋設配管に影響がないか心配になります。

有限会社 双葉設備

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TEL 0268-82-3827

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