絶縁ユニオン

人気記事にもあがりますし、過去に何度か出てきた、電食の原因になる異種管接続のはなし。
電食とはこちら(以前の記事)

異種管接続は、材質の違う配管を繋ぐ事で、電食の原因になるので、専用の継手(部品)を使います。
縁を切るので、「絶縁継手」なんて言います。

先日リフォームをしたお客様の給湯機。
エコキュートになるので石油給湯機を撤去しました。

よく絶縁継手はちょっと高価なので、省略されたりするんですが、この時は逆に「絶縁継手」が沢山使ってありました。
高い部品なので、ウチでもいかに使わないで絶縁できるか考えますが、逆に沢山使えば良いって訳ではなく、必要なところに必要なだけあればいいんです。

で、絶縁継手その1

給湯機の接続部分。
空気弁があるから出湯側かな。
基本給湯機内部は銅管かステンレス管なので、銅管を繋ぐときは絶縁する必要はありません。
だから無駄使いですね「△」。

縁継手その2

さっきのが出側だから、給湯機の入側かな。
よく見たら「水」って書いてありますね。
コレも同じ理由で「△」。
いや、せっかく(錆びない)砲金の継手使っているのに、絶縁継手が白(鉄管)じゃ錆びちゃいます。
もったいないです。
だから「△-」ですね。

で、絶縁継手その3

コレが正解です「○」です。
銅管と既設の白管(鉄管)を絶縁しています。

たぶん、最初は白管で配管してあって、給湯機の交換の時に給湯機まわりに銅管を使って配管したって事だと思われます。

絶縁継手その4

これは、逆に絶縁しないとダメです。
白管に銅管を直接繋いでいます。
その1とその2に使った絶縁継手をココへ使えば良いんですけどね。

って事は、「わかっていない」業者が施工したって事です。
厳しくみれば、厳密に言うと「その1」も「その2」も絶縁継手の絶縁じゃない側が絶縁されていない(わかりにくい!)のでホントは「×」です。

ただ、どれをみても劣化度がそれほど変りません。
漏水するかも知れないし、しないかも知れないって言うのはそういうことで、劣化しやすい可能性があるので「絶縁する」って事になっています。

 

ちなみに、今回の配管は白管(めっき管)と銅管が使われています。
どちらをどこでどう使うかはお客様で決められます。
といっても、お客様が直接決定する事はあまりなく、設計段階や設備屋の判断で決まることが多いと思います。
配管の種類や配管ルートは、予算や考え方で結構替えられます。

 

さらにもう一つ。
この配管の太さは給湯機の出入口で、既設配管サイズに合わせてワンサイズ落として(細くして)います。
ウチだったら同径で既設管まで配管して、ギリギリで細くします。

次の何かの工事の時に、その先をまた同径で配管していけば、順々に更新され太くなります。
昔に比べて、お湯の使う場所が増えたり、シャワーを使うようになったので、少し太くした方がストレスなく使えます。

細かいことなんですけどね。
プロなんで。