鳥居配管

ちょっと専門的なお話。

圧力の掛かった配管(給水管)は上に、排水は下に向けて配管します。

給水管を上げたあと下げる配管は「鳥居配管」といって避けます。
鳥居配管の逆は?

住宅の水まわりでも、鳥居配管はタブーです。
空気は圧縮性(難しい事はワカリマセン)なので、配管内の空気が水圧に押されて圧縮されたりするとか。
空気が溜ると、ウォーターハンマーや振動などの原因になったりして、漏水や器具などの寿命に影響します。断水や修理で配管内の水が抜けた後、出が悪くなったりする原因にもなります。
プロが「エアーが絡んでるな」なんて言う原因になります。

たぶん口径とか距離とかのバランスで、溜りやすくなったりしなかったりするんだと思います。
どうやったらどうなるみたいなのがはっきり判らないので、「やらない」って事です。
まぁ住宅まわりの小配管だと水流で出ちゃう事がほとんどだと思いますが、やらないに超した事は無いです。

 
ちなみに、断水の時はなるべく蛇口を開けないで、断水が終わるのをじっと待つ。
通水が完了してから蛇口を開けた方が良いのは空気がパイプに入るのを避けるため。
普段、水で満たされている配管に空気が入るのは良いことありません。
 

本管工事やプラントなどでもトラブルになることが多いのでもちろん避けます。

大きなポンプなどの吐出配管とかだと上に上げて一緒にして(ヘッダー)下げるって事も良くありますが、その場合は空気抜き弁を設けます。

本管などの埋設管だと道路の起伏などで予期せぬエアーだまりができて、断水の後苦労する事は良くある話し。
判っている場合や、典型的な鳥居配管の水管橋(河川などを横断している橋の様な配管)には途中にエアー抜き弁が付いていますよね。

先日工事をした現場でも、水道施設の改修工事のため、仮設配管から元の配管(新設管ではありません)に戻した時に、エアーがどこかで絡み中々水圧が回復せずに苦労しました。
結局何時間も排水させ、エアーを少しずつ抜いて復旧させました。
(24時間作業ができる訳ではないので、完全復旧に数日かかりました)